Risen日記06 Gone with the Gold

島で初めてまともに人が住んでいる場所を見つけた。
その名もDon’s Camp。島を支配している異端審問の脅威から逃れて来た人達。
ここなら自分のような漂流者でも居場所が出来るかもしれない。
そんな、甘い夢を見ていた時も有りました。

「俺の使い走りだったDorganってのが消えちまった。沼に沈んだか、
迷ったか・・・女でも追いかけてるか。
お前探して来い。見つけて来たら雑魚扱いは止めてやる。」
キャンプの副官、麗しのBroggarは新たな任務を与えてくれた。
迷子を捜して来たら雑魚扱いを止めてくれるそうだ。
なんて有り難い話だろう?
「俺の腹が減ってイライラしだす前に見つけて来い。沼に沈められたくなきゃ急げ。」
ちょっと待て。名前だけでどうやって探せって言うんだよ!?
「あぁ?そんな物てめぇで考えろ、雑魚が!見つけて来るまで
俺の前にその薄汚い顔を見せるんじゃねぇ。」
そう言うとBroggarはタバコを吹かし始めた。
単に追っ払いたいだけなんじゃねーのか?くっそう・・・今に見てろよ。

「どうだった?どうして皆があいつに関わりたがらないか判っただろ?」
当ても無いがBroggarの小屋を離れるとSamが話しかけて来た。
一応心配はしてくれたらしい。
「刺されなくて幸運だったな。」
刺されるかもって思ってたのかよ・・・ひでぇ話だ。
確かにちょっと手に負える相手には見えなかったな。少なくとも今は。
「そうか?奇遇だな。俺もあいつと事を構えたくないと思ってた所だ。」
そうっすか。こっちはこのままにしとく積もりは無いんですけどね。
見てろよ、あんにゃろめ・・・
「お前は自分が何を言ってるのか判っているのか?
誰が聞き耳を立てているか判ったものじゃない。
あいつとその手下に何をされても知らんぞ?」

ふ、ふん。来るなら来いってんだ。でも、一応忠告には感謝しとくよ。
しかしなぁ、あの野郎をなんとかするのはどうすれば良いんだろうな?
「あいつの言う事を聞いてりゃ色々と判る事も有るだろう。
それこそお前が知りたがっているような事がな。
だが、それは危険が伴うって事も忘れるな。」
思わせぶりな事を言わないでくれよ。どのみちあいつの下にいたんじゃ雑魚扱いのままだ。
なんとかしなきゃいけないんだよ。
とりあえず、Dorganってのを探してるんだが何か心当たりは無いか?
「そう言えば見かけないな。だがDorganがいなくなって困るのはBroggarだけだろう。
他に何か知りたいか?」

あー、いや止めとく。それだけでそのDorganってのがどんなヤツなのか想像付くわ。
Samに礼を言ってその場を離れた。さて、誰から話を聞けば良いのやら。
キャンプの入り口で沼を眺めているファイターがぱっと目に付いた。順番に聞いてみるか。
「なんだ?」

おお、いきなり雑魚扱いしないヤツは初めて見た。
ちょっと教えて欲しいんだが、Dorganを見なかったか?
「見てないな。」
・・・その、あんたは何をしてるんだ?
「橋を見張ってる。」
そ、そうか。そりゃ大変だな。一体何を見張ってるんだ?
「その辺の動く物だ。」
・・・なぁ、なんか俺気に障るような事言ったか?
なんかこう、会話が続かないような期がするんだが。
「何を喋ろって?お前と話す事なんか無いぞ?」

いや、まぁそうかも知れんけど何を見張ってるか位教えてくれても良いじゃないか。
何かやばいものでもいるのか?
「沼に危なくない物はいない。」
・・・単に喋るのが面倒なだけの野郎のようだ。
色々話を振って聞き出せたのは遺跡から沸いてくる化け物、昨日見たミミズのお仲間が
沼には結構な数がいると言うだけだった。
ふぅ、あのまま喋ってたら何行有っても足りなかったぜ。
他に話を聞けるやつはいないかと周りを見渡したが暇そうに見えるのはファイターしかいない。
この調子で聞き込みを続けなきゃいけないんだろうか。
「あぁ?なんだ?」

次に話しかけた男もファイターだったがいかにも面倒くさそうだ。
ええと、Broggaerに言われてDorganを探してるんだがあんた何か知らないか?
「俺が知る訳無いだろ。他を当たれ。」
ここの連中は会話のキャッチボールが出来んのか・・・
「新入りか何かしらんがここで食いたきゃ働け。そうでなきゃ沼に沈められるだけだ。」
・・・くそう、覚えてろよ。
むかむかしながら話の聞けそうなヤツを探してみると
宝探しを持ちかけてきた男を見つけた。なんて呼ばれてたっけ?確かLorenzoだったか?
「何の用だ?この糞野郎。」

凄んで見せても勝負に負けた事実は変わらない。
他のやつらと違ってこいつには遠慮する理由も無い。
なぁ、BroggerがDorganを探してるんだがお前何か知らないか?
「俺があの馬鹿の居場所を知る訳無いだろ?他を当たれ。」
へぇ、そりゃもう一度痛い目に会わないと思い出せないって意味か?
「調子に乗りやがって・・・知らねえ物は知らねぇんだよ!」
なんだよもう、どいつもこいつも。
「大方その辺で埋まってるんじゃねーのか?ここでいなくなるヤツは大概そうだ。」

いいよもう。結局役に立ちそうな話は全く手に入らなかった。
キャンプの中にいないという事は本当に沼に埋まっているのかも知れないが
沼は霧に包まれていて果てが見えない。
いそうな場所を探してみるしか無さそうだ。
聞くヤツ全部がDorganの事を知らないと言う。
Brogarのお気に入りなら聞かずともどんなヤツかは想像が付くが
それでもここまでいなくなっても誰からも気にされてないってのも大概と言うか・・・
ちょっとだけ気の毒なような気がしないでもない。多分、気のせいだろうけど。

結局、聞ける相手もいないので沼に足を踏み入れる事にした。
本当に埋まってるなら見つけようも無いが他に当ても無い。
そもそも沼に埋まっていると言うのが聞いた連中の返事な訳で
誰も真面目に答えていないとも言える。

沼の中には所々中州が有って何に使うのか荷物や木箱が
雑然と放り出されている。
空の物が多かったがちょっとした小物が入っている箱が有ったので有り難く頂いておく。
そう言えばこの島に来てから拾えそうな物をチマチマ拾って来たが
何に使うのか良く判らない物が多い。

漁った箱の中からピカピカ光る剣の刀身を見つけた。
これは金目の物だな。有り難い、有り難い。
他にも探せば色々手に入るかもしれない。

沼の中州をうろついて拾えそうな物を拾って歩く。気分は宝探しだ。最初の目的を忘れてる。
沼の外れまで来て洞窟を見つけた。むむ、これは覗いてみないといけないな。
金目の物、もといDorganがいるかもしれない。
洞窟の中は真っ暗だったが何か動くのが見える。
遺跡で見た蛾がここにもいるようだ。さくっと片付けて奥を覗いてみよう。
うわ、何匹いるんだよ!

4匹以上蛾がいるのを見て慌てて洞窟の入り口に引き返す。
洞窟の入り口は木枠が組まれているのでここで戦えば囲まれずに済みそうだ。
っしゃ来い!
蛾を片付けて洞窟の中へ進む。
誰がここを掘ったのか知らないが樽や木箱が散乱している。
箱を漁りながら進むとファイターの死体を見つけた。こいつがDorganだろうか?

懐を漁ると中州で見つけたのと同じ剣の欠片とメモが出てきた。
松明でメモの中身を確認してみる。

====================
もっとコイツラから集めろ
Rhobart
Obel
Luis
Hawkins
Enrico
Dwight
Doug
Danny
Oscar
====================
知らん名前ばかりだが沼の入り口にいたDougの名前も有る。
BrogarがDorganの事を気にしていたのはこのメモか?
一応預かっておくか。よし、Brogarの所に戻ろう。
洞窟を出るとすっかり夜になっていた。
中州で焚き火が炊かれている。人影が目に入った。
沼は危険だと誰かが言っていたが物好きがいるようだ。

中州の焚き火に近付いてみるとハンターが一人、焚き火に当っていた。
あの、こんばんは。一人っすか?
「・・・」
あのー?
「き、聞こえてるぞぉ!」
振り返った男の顔は真っ赤だった。こりゃ酔っ払いだ。
「お、お前、お、俺のビール見なかったか!?こ、ここに有った筈なんだ。」

大分酒が入っているのか体がぐらぐら揺れている。
本人はビールを探している積りらしい。
あの、ご機嫌な所を申し訳ないんだがこんな所で何酔っ払ってるんだ?
「は!し、死ぬよりこうやって酔っ払ってる方がマシだぁ。
お、俺達は異端審問の連中が来たら、み、みんな殺されちまうんだ。」
異端審問?
「なんだお前、異端審問の連中の事しらねーのか?
あいつらに見つかったら皆殺されるか連れて行かれちまうんだぁ。
そ、そういや、お前見ない顔だな。おれのビールは何処だ?」
あー、これりゃ駄目だ。すまん、邪魔したな。
「くそ、どいつもこいつも・・・ひ、人の事馬鹿にしやがって。
全部Brogarが悪いんだ。糞ッたれめ・・・」

ん?Bogarがどうしたんだ?
さっきのメモの事を思い出した。なぁ、あんたの名前は?
「お、俺か?俺はLuisだ・・・み、見ての通りハンターだ・・・
こ、このキャンプはDonじゃなくてあの野郎に仕切られてるんだ。
あ、あの野郎は唯の副官のく、癖にDonに取って代わろうとしてやがるんだ。」
ほぉ、そりゃなかなか面白そうな話だな。
もちょっと詳しく教えてくれないか?
「ビール・・・」
ビール?
「さ、酒を持って来てくれれば何でも教えてやるぞぉ?」
チッ、期待したのが馬鹿だった。判ったよ。見つけたら持って来るよ。
酔っ払いのLuisからはマトモに話は聞けなかったが
ビールを持ってくれば何か聞けるかもしれない。
どんな話か判らないがこれも覚えておこう。
沼を突っ切ってキャンプへ戻って来た。
Brogarは相変わらずベンチに座ってタバコを吹かしている。
おい、多分だがDorganを見つけたぞ?
「あぁ?あの野郎一体何処にいやがった?」

ご本人かどうか知らんが沼の外れの洞窟の中で
ファイターの仏さんを見つけたんだ。
他に誰か居場所の判らないヤツでもいるのか?
「そうか・・・あの野郎が沼の化け物共の餌になってるなら
やっと人の役に立ったって訳だな。
少なくともあの野郎が喰われてる間はキャンプは安全だ。」
仏さんにしか会っていないがDorganは一体どんなヤツだったんだろう?
こうまで扱いがぞんざいだと逆に興味が沸いてくる。
「それで、何か見つけたか?」
見つけた?死体以外に?
「とぼけるな。どうせ懐をしっかり漁ったんだろ?見つけた物を出せよ。」
えー・・・死体の懐漁るなんてそんな気持ち悪い事出来ないっすよ。
男を脱がせるのも趣味じゃ無いですし。
「は!まぁいいだろう。何も見てないって事だな。
そう言うことにしておいてやる。
もういいぞ、失せろ。俺が呼ぶまでその顔を見せるんじゃねぇ。」

・・・
「なんだ?お使いが出来て褒めて欲しいのか?」
いや、なんでSamに木を切らせる様な真似をするんだ?
あいつはハンターだろ?もっと他にする事が有るんじゃないのか。
木を切らせるより獲物を狩らせた方がずっと役に立つと思うんだが?
「俺の薪がそれで足りなくならないなら狩に行くのもいいだろう。
足りなくなったら埋めるぞ?と言ったらああやって木を切ってる。何か問題が有るか?」
駄目だコイツ。なんとかしないと・・・
「いいか?Rachelに告げ口しようと思ってるなら無駄だぞ。
誰がここを仕切ってるか、お前の頭で考えても判るだろう?」
あー・・・そうっすね。んじゃ失礼しますわ。
Brogarをその場に残して小屋に戻る事にした。
今日は働き過ぎだ。明日からまた頑張ろう。

小屋まで戻って来てBorgarの言葉を思い出した。
Rachelの事で釘を刺すと言う事は一応気にはしてるって事だろうか?
よし、お望みどおり告げ口してみよう。
広間に顔をだしてみるとRachelは最初に会った時と同様料理に励んでいた。
ちわっす。ちょっと良いですかね?
「あぁ、新入りかい。何か判ったのかい?」

えー、カクカクシカジカでして、
SamはハンターなのにBrogarの為に木を切ってる。
Luisって酔っ払いはBrogarがDonに取って代わろうとしてるとかなんとか。
それとDorganってのが死んでてこんなメモを持ってたな。
「そのメモとやらを見せとくれ。」
Rachelは渡したメモに目を通るとメモを指で弾いた。

「どうやらこのメモは強請りの名簿みたいだね。
DorganはBrogarがキャンプの連中から
金を脅し取るのを手伝ってたって事だろうね。
Dorgan一人がBrogarの手先とも思えないがこのメモは役に立つよ。」
そうか、んじゃBrogarはおしまいだな?
「DorganだけがBrogarの手先とも思えない。もっと他に証拠が必要だね。
誰がこのキャンプの”裏切り者”なのか、もう少し探ってきな。」

・・・うーん、結局Rachelに付くかBrogarに付くか?
ってな違いだけで使い走りにされる事自体に変わりは無さそうだ。
まぁBrogarに付くよりはこっちに付いた方が食い物を貰えるだけマシか。
明日になったらこのリストの人物にでも話を聞いてみるか。









・YouTubeで見かけたRisenのRelease Trailer。
何か違う。いやこれは流石に詐欺だろう?と思ったり。

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