Fallout3日記99 The Replicated Man 2


晩飯時のGary’s Gallyは結構な混雑だった。
明るい内はそれぞれの仕事をしていたらしい連中や
セキュリティーの連中が入れ替わり立ち代りやってくる。
「はーい、いらっしゃい。今夜は何にします?」
やー、Angela。今日も相変わらず美人さんだね。
お奨めは?今日はネズミ焼き?よっしゃ人数分頂戴。後、酒も。
珍しく一日中泳ぎっぱなしだったし親父さんの料理も今日は食えるレベルだ。
お代わりもしつつどんどん平らげて腹が一杯になった頃には大分時間も遅くなっていた。
人の少なくなったテーブルには遅い食事を取るセキュリティと、
残り物を貰いに来た連中の姿だけになった。
そろそろマーケットも閉まる時間か。
で、どうよ?Angela。彼氏との仲に進展は有った?
「もう全然駄目ねー。『私は神に仕える身です。結婚等出来ません。』
の一点張り。いっそ大嫌いだって言ってくれれば諦めも付くんだけど相変わらずいい男なのよね。」

ははは、んじゃいよいよ押し倒し作戦発動?
「それが中々チャンスが無いのよ。二人っきりになれても
妙に距離を置かれるって言うか。
それよりも船中でこの話をおしゃべりのネタにされてるってのがね。
みんな人の顔を見ればDiegoとはどうなった?だもの。」
う、そりゃすまん。ほら、あれだ。皆応援してるんだよ。
Angelaを振り続けるとかとんでもない話だって。
「そうだと良いんだけどねー。最近自信が無くなって来ちゃった。
押し倒させる位の魅力が無いって事かしら?」
のべつ幕無しに押し倒されるほどフェロモンバリバリだったらそれはそれで
困りそうな物だが、これでうじうじしていないがこの娘さんの魅力だろう。フェロモンねぇ。

マーケットがそろそろ閉まる時間になったのでホテルに引き上げる事にした。
Veraに前払いで金は渡して有るから一々カウンターに払いに行く必要も無い。
少し話を聞いてみたい気もしたが眠気の方が勝った。
また明日にでもちょっと探りをいれてみよう。
たっぷり寝て、起きてみたらすっかり日が高くなっていた。
さて、誰から話を聞いてみようか。
Harkness自身にいきなり話を持って行くのもどうかと思うし、
Veraの話は長いし・・・Wattsは電波だし、
追っ手だとか言われてたZimmerだっけ?そいつに会いに行ってみるか?
あ、そう言えばDr.Liの所にいるんだよな。

ラボは前に来た時と変わらず白衣の連中が働いていた。Dr.Liの姿も見える。
親父の行き先を聞きだしてそのまま逃げて来たからちょっと顔を出し辛い。
Wattsの言っていたZimmerと言うのは誰だろう。
タラップからラボを見渡すと忙しそうに歩き回っている連中を横目に
部屋の隅で暇そうにしている二人組が目に付いた。
「なんだ、お前達は?」

最初から迷惑そうな態度を隠そうともしない。
どうもこんにちは。あんたがZimmer?
「確かにワシはZimmerだが、お前は何者だ?
ここのラボの人間とも思えないが?」
あー実はですね、あんたが探し物してるって話を小耳に挟みまして、
何かお役に立てないかな?と思って来たんですよ。
「間に合ってる。他に用が無ければ遠慮してくれんか?」
ちょ、せっかく思わせ振りな話し方したってのに
会話のキャッチボールになってない。
あの、探し物の中身に当てが有るって言ってもやっぱり遠慮した方がいいんですかね?
「ほう?じゃぁ話を聞こうではないか。ワシが一体何を探していると言うのかね?」

チッ、簡単な引っ掛けにはやっぱり掛からないか。
ええとですね、お探し物はズバリ、アンドロイドですよね?
「何処でその情報を仕入れたか聞いても良いかね?」
Zimmerの表情は変わらないが横の男が腰の銃に手を伸ばす。
タイミングを合わせるようにJerichoとCloverが銃に手を掛ける。
「Amitage、今は話の最中だ。」

Zimmerがそう言うと名前を呼ばれた男、Amitageは銃をしまった。
こちらも手でJerichoとCloverを制して銃をしまわせる。
「で、何処でその情報を手に入れたのかね?お前の目的は?」
出所はちょっと言えませんがアンドロイド探索のお手伝いが
出来るんじゃ無いかと思いまして。成功したらの話ですが
報酬はどれ位もらえるか教えてもらえたら嬉しいなと。
「ふん、賞金稼ぎか、良いだろう。こちらはアンドロイド、A3-21を回収出来れば文句は無い。
報酬と言ってもキャップ等と言う物はは持っていないが・・・
そうだな、アンドロイドを捕獲出来れば我々の技術を渡そう。
お前が賞金稼ぎなら必ず役に立つ筈だ。」
Capの報酬は無し、技術と言われてもピンと来ませんね。
Commonwealthの技術と言われても具体的に教えて頂けないと
働く気分にはなれんですな。
「Wired Reflexes、人の集中力を飛躍的に高めるチップをやろう。
お前はこれまでの倍の距離をスコープ無しで当てる事が出来るようになる。」

倍、ですか。それは中々・・・解りました。それで行きましょう。
情報元はさっきも言ったとおり明かせませんがこの町にアンドロイドが
潜伏してるって言う情報は掴んでます。
肝心の誰がアンドドロイドなのか?って点も目星は大体付いてるんですよ。
そちらの目的はアンドロイドの回収って言ってましたが
それは無傷で?それとも状態は問わない?
「やはりここに潜んでおったのか。あのおかしな連中の仲間がいたので
もしやと思ったが、間違ってはいなかったようだな。
アンドロイドは出来れば無傷で回収したい。
A3-21は調査しなければならない点が多数ある。」
ありゃ、Wattsさんしっかり目を付けられてるみたいだな。随分と間抜けな話だ。
それで、アンドロイドは無傷で回収が希望と。解りました。
そのA3-21ってのは一体またなんであんた達に追われてるんで?
その辺も教えて貰っておいていいですかね?
「A3-21はハンターだった。頭脳に変調を来たしたアンドロイドを破壊し
回収する事を目的としていたのだ。」
ハンターだった筈なのにそのハンターが今度は逃亡しちゃったと。
それであんた達が追って来た?
「奴は非常に優れたハンターだった。奴に追われて逃げおおせた
アンドロイドはいなかったのだ。だからこそ奴の逃亡の理由を究明せねばならない。
そうでもなければワシがこんなサビだらけの町等やってくる筈が無かろう。」

ZimmerはDr.Liが聞いたら怒り出しそうな事をさらっと言う。
Commonwealthがどう言う所なのかはさっぱりだが
Vaultと比べてもここが素晴らしい環境だとは言い難い。
「大口を叩くだから直ぐに情報なりを持って来られるのだろうな?
ここの連中はどうにも低俗で話にならん。」
Zimmerはそう言うと口を閉じた。
後は成果を持ってこいと言う事なのだろう。
さて、Dr.Liに見つかる前にさっさと逃げ出そう。

マーケットに戻ると問題のHarknessの姿を見つけた。
今更だが仲間のセキュリティと話をしている姿を見ている限り
とてもアンドロイドには見えない。
Pinkertonの爺さんに騙されてると言われた方が納得出来る。
「どうした?今度は何をやらかしたんだ?」
ひどい。何も問題起したくてこの町に来てる訳じゃ無いですよ。
「それで、この町の歴史ってのはどうなった?
あれから姿を見なかったが何か手掛かりでも見つかったか?」

そう言えば昨日の話だったな。凄い以前の話のような気がする。
ええと、それの事なんですけど実は旦那に折り入って聞いて欲しい事が有りまして。
「それは、任務を中断して付き合わなければならない類の話なのか?
こう見えても仕事の最中なんだ。」
話自体は直ぐに済むと思いますよ。
と言うかこの話は旦那に聞いて貰わないと駄目な気がするんです。
「ご指名と有れば仕方が無いが・・・場所を変えた方が良いのか?」

出来れば、と頼むとHarknessは隣にいたセキュリティに
指示を幾つか与えて表情を引き締めた。
「よし、話を聞こう。甲板でいいか?」

JerichoとCloverにマーケットで暇つぶしをしているように言ってから
Harknessと二人で甲板に上ることにした。
何時もは焼けるような暑さだが今日は大分涼しい。
「わざわざこんな所まで呼び出したんだ。重要な話なんだろうな?」

確かに重要な話だと思いますよ。
実は船首でPinkertonって爺さんに会ってこの町の成り立ちを聞いたんですが、
その時にちょっとびっくりするような話を聞いちゃいまして。
「歴史の他に何の重要な話が有ったんだ?
もったいぶってないではっきりと言ってくれ。こっちも暇じゃないんだ。」
はぁ、えーと実は信じて貰えないかも知れないんですけど
旦那がですね、実はアンドロイドだって言う情報を見つけまして。
「はぁ?お前Jetでも吸ってるのか?」

Harknessの反応は至って普通だった。
こうやって喋ってるこっちも半信半疑だ。さて、どうしましょう?

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