Risen日記03 Go Hunting With Daug

嵐で流れ着いた島で初めて会った男に沼地にキャンプが有ると教えられた。
街も有るらしいが物騒な所らしい。先ずは沼地に向かってみる事にした。
キャンプとやらが居心地が悪ければ別の場所を探せば良いだろう。
「おい、何処へ行こうってんだ?」

すっかり日も暮れた頃に沼地に辿り着くと焚き火のそばに座り込んでいる男に
声を掛けられた。ここがキャンプなのだろうか?
「ぶらつくのはお前の勝手だがRotwermには気を付けろよ?」
む、またなんか聞いた事の無い言葉が出てきたな。
すまんがそのRotwormってのは何だ?
「ミミズの化け物だな。俺はここでそいつらを見張ってる。」
ここがJanの言ってたキャンプならこいつは見張りか。色々話が聞けるかもしれない。
すまんが流れ着いてここにやって来たもんで詳しくないんだ。
何か気をつけた方がいい事が有ったら教えてくれないか?
「街から逃げてきたんじゃないのか?ふむ。じゃぁ何処から話した物か・・・
この沼全体、それに今は見えないが奥に有る寺院迄はDonのキャンプだ。
Donにもし会う事が有ったら、まぁ会えたらだけど失礼な態度は取るなよ?」

Donがどんな人物か知らんけどいきなり喧嘩を売るような気は無いよ。
「そうだと良いんだがな。まぁ、後は大した物は無いな。
遺跡が現われてからこの辺も化け物だらけになっちまった。」
って事は沼全体が危険なのか?
「さっきも言ったがRoewermってのがいる。腐ったミミズだよ。
でっかくて一人じゃ手に負えないが、聞いて驚くなよ?
俺達はそいつの肉を食ってる。他に肉なんか無いからな。」
なんか聞いてる限りじゃ碌な化け物じゃ無さそうだな・・・
もしかして手伝えるか?
「あぁ、そりゃ手助けを断る程自分の腕自信が有るわけじゃない。
上手くミミズを倒せたら30ゴールド払ってもいい。」
随分気前が良いな。ええと他に何か教えられる事は無いか?
馬鹿みたいだが本当にこの辺の事はさっぱりなんだ。
「うーん、でっかい嵐の後、遺跡がボコボコ地面から出てきたんだ。
今は気軽に歩き回る事も出来ない。お前もキャンプのメンバーになりたいなら
出歩く時は注意しろよよ?何時の間にか死んでたなんて聞いたら寝覚めが悪い。」
それは適当に気を付けるさ。そrでDonって人には会えるのか?
「Donに簡単に会えるなんて思わない方がいい。
今じゃ異端審問の連中がデカイ顔をしているが元は町の支配者だったんだ。
俺だって最近は見てない。寺院に引き篭もっちまってる。
なんでも人を使って遺跡のお宝を掘り出してるって話だがな。」

ふむ、そう簡単には会えないか。
まぁ無理して会いたい訳でも無いんだけどな。他には?
「異端審問には気をつけろ。捕まったら連れて行かれちまう。」
ここに来る途中で会ったJanってのにも散々言われたよ。
近づく気は今の所無いから大丈夫だと思う。後は何か無いか?
「もし、金が払えるなら武器を融通出来ると思う。
くれてやれないのが残念だが俺も金は要るんでね。
もし、その剣よりはマシな物が欲しくなったら声を掛けてくれ。
あぁ、そうだ。この沼の地図をやるよ。必要だろ?」
Daugだと名乗った男は沼の地図をくれた。こいつも悪い奴じゃ無さそうだ。
もしかしたらココでなんとかやっていけるかもしれない。
よし、んじゃさっきのミミズって奴を狩ってみないか?
多分、手伝えると思う。地図の礼もしなきゃな。
「はは、そいつぁ有り難い。早速と言いたい所だが
コレだけは肝に命じて置いてくれ。俺から離れるなよ?隣で死なれちゃ困るからな。」
判った。ヤバイと思ったら逃げるから大丈夫だ。
Daugは笑うと背中に背負った剣を引き抜いた。
「よし、付いてきてくれ。」
迷う様子も無くDaugは沼地に足を踏み入れていく。
置いて行かれる訳にはいかないので慌てて追いかける。
幾らも進まない内に何かズルズルと引きずる様な音が聞こえて来た。
「来やがったぞ、剣を構えろ!」

沼地の草むらの中からミミズとやらが姿を現した。ミミズ!?
ちょ、Daug!このがミミズとか無茶有り過ぎだろ!
「文句言ってる暇が有ったら剣を抜け!死にたいのか!?」
確かに文句を言ってる場合じゃない。
うかうかしてたら頭から飲み込まれそうだ。
もうちょっと可愛い物を想像していたが何がミミズだよ!

何度か食われかけたがDaugの立ち回りのお陰も有ってミミズを倒す事に成功した。
こりゃ、ここの生活は大分楽しめそうだ。悪い意味で。
Daugは剣をしまうとニヤリと笑った。
「これだよ!これ!やっぱりハンターはこうじゃなくちゃな!ははは。」

戦ってる間は気が付かなかったがDaugも大分危なかったのだろう。
こんなのがウロウロしてたら確かに気が抜けなさそうだ。
「ふぅ、じゃぁ手間賃の30ゴールドだ。
そうだ。キャンプに向かうならこの肉をRachelに届けてくれないか?」
Daugはミミズに剣を突き刺すと無造作に肉を切り取って放って寄越した。
・・・これ、食うのか?それにRachelって?
「料理人のRachelだ。探せば直ぐさ。皆肉を待ってるんだから届けてやってくれ。」
それ位は構わんが皆これがミミズの肉だってわかってるのか?
「他にマトモな肉は無いからな!結構いけるぞ?
お前も何の肉か知らなきゃ平気で食えると思うぞ。」

いや、ネズミの肉だって食えるし文句は無いが
なんかこう・・・もろに見ちゃってるんだよな。
「んじゃ、頼むぜ?俺は見張りに戻る。」
Daugは焚き火の場所に戻って行ってしまった。
肉を抱えて沼地に一人ってのもなんだか嫌な雰囲気なので
改めてキャンプに向かう事にした。
沼の中央を縫うように掛けられた桟橋を進むと暗闇の中に巨大な建物が見えてきた。
これがDaugの言っていた神殿だろう。
神殿の足元には焚き火を囲む人達と粗末な掘っ建て小屋が幾つか見える。

誰かに話し掛けた方が良いのかも知れないが先ずは肉を届けてしまうか?
Daugは料理人は直ぐに見つかるかと言っていたがそれらしい人物は見当たらない。

もう深夜だから寝てしまったのかもしれない。さて、どうすっか。
そう言えば何処で寝れば良いんだ?
ウロウロしていると神殿の入り口に辿り着いた。
入り口を守っているらしい男が声を掛けてきた。

「それ以上近づくんじゃない。ここはこのキャンプで一番重要な場所だ。」
この中にDonってのはいるらしい。男の肩越しに中で動き回っている人影が
見えるがここからではよく判らない。
「Donは勝手にうろつく者を容赦しない。命が惜しかったら引き返せ。
只でさえRachelもイラついてるんだ。怒らせたら飯も食えない。」
押し問答をして迄入れて貰う理由も思い付かないので素直に引き返す事にした。
Rachelっての見当たらないし寝床を探そう。

小屋には当たり前だが先客がいるようで潜り込めそうに無い。
焚き火の傍もキャンプの人間が好き勝手に転がっていて眠れそうな雰囲気ではない。
なんかだんだん情けなくなってきた。

眠れそうな場所をさがしてさらにうろつくと今にも崩れそうな小屋を見つけた。
中には誰もいない。ベッドは空いていた。
誰の物か判らないが誰も使っていないなら使わせてもらっても良いんだろう。
勝手に解釈してベッドに上がりこんだ。
そう言えば浜に打ち上げられてから満足に寝てないな
と考える内にあっさり寝てしまった。
目が覚めたら夜明けだった。キャンプはまだ朝靄に包まれている。
さて、Rachelとやらを探して肉を渡してしまわないと。
小屋を出ると焚き火に当っている男を見つけた。よし、こいつに聞いてみよう。
「新入りが気安く話かけてるんじゃねーぞ?」

睨まれてしまった。何コイツ、感じが悪いな。話位聞いてくれたって良いじゃないか。
「見て判んねーのか?お前は労働者、俺は戦士だ。判ったら失せろ。」
確かに昨日見たJanやDaugより良い格好をしている。
ここでの戦士の装備はこういう感じらしい。しかしなんでこっちが労働者なんだ?
疑問に思ったが自分の格好を見て見れれば仕方ないかもしれない。
剣と盾こそ背負っているが他は散々だ。
しかし来たばっかりだと言って舐められるのも勘弁して欲しい。
ちょっと話位聞いてくれよ。
「・・・そうだ、お前、お宝に興味は無いか?」
男はいきなり話題を変えた。お宝って?
「ここじゃ遺跡を掘り返してお宝を発掘してる。
キャンプの直ぐ傍だ。どうだ?興味は無いか?」

お宝と言われて興味が沸かない訳が無いがなんでいきなりそんな話を?
「お宝を拝借するのは良いんだが一人じゃちょっと面倒でな、
お前が手伝ってくれればお宝をくすねるのも簡単だ。」
いきなりそんな話を振られてもどう返事をすりゃ良いんだか判らんよ。
「なに、ちょいと付き合ってくれるだけで良いんだ。儲けは半額でいいだろ?」
いきなりの事で展開に追い付けないが目の前の男は遺跡のお宝を
くすねる手助けをしろと持ち掛けてきた。儲けは半々か・・・悪くないかもしれない。
判った、何をすれば良い?
「そう来なくっちゃな、やり方は道中で説明しよう。
他の連中に聞かれちゃマズイし。んじゃま、付いて来てくれ。」

男は周りを見回すと腰掛けていた切り株から立ち上がった。
遺跡の裏手に向かって歩き出す。ちょ、待って。
説明すると言いながら男は足を止めようとしない。
長い坂道を半ば程進んだ所で男は足を止めた。
「ここだ。」
ここ?遺跡も何も見えないが?
「おめでたい奴だな。ここが遺跡に見えるか?
俺はなぁ、お前みたいに遺跡のお宝の分け前にたかろうって言う
新入りが死ぬほど気にいらねぇんだよ。死にたくなかったらココを出て行け。」

あー・・・成る程。そう言う事ですか、ほーほー。
どうやらうっかり騙されてしまったようだ。
「力ずくで追い出しても良いんだ。新入りの一人位居なくなっても
誰も気に掛けねぇからな。どうするよ?有り金置いていくなら殺さずに見逃してやる。」

追い出されそうな上に有り金を寄越せと言う事らしい。
なんて清清しいんだろう。勿論、払う気は無い。
付いた早々だが中々このキャンプは面白い所の様だ。

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