Twin Sector日記11 Module 2

シェルターを生存者を無差別に殺害していたOscarを止める為に
メインフレームを目指す事になった。
猶予は10時間。長いのか短いのか判らないが彼が敵だと判った以上躊躇している暇は無い。

焼却施設を抜けると長い通路に出た。
見る限り果てと言うか行き止まりが見えない。
Oscarは直ぐ傍にエレベーターが有ると言っていたが
自由にしてくれる気はさらさら無かったようだ。
「やぁ、こんにちは。戻ってきたよ。」
突然Oscarの声が通路に響いた。
さっき停止させたばかりの筈なのに!
「Oscar!なんと言う事だ。ついさっき停止させたばかりだと言うのに。」
Kevinの声が通路に響く。
これはどういう事態なのだろう?
「Kevin、君は自分を何様だと思っているのかね?このセクターは私の物だよ。」
管理頭脳同士の口論でもい始まるのだろうか?
そもそも10時間は復活出来ない筈のOScarが何故あっさり復活しているのだろう?

口論は通路にトレーサーが乱入して来た事で終わった。
トレーサーを破壊した時にはどちらの声も聞こえなくなっていた。

「Kevin、聞こえる?」
「あぁ、聞いている。」
「さっきの焼却施設だけど、調べて欲しいの。
西側のゲートで同じような物を見たの。」

幾つかのトラップを超えた所で再びkevinの声が聞こえた。
「君が尋ねてきた先程のゴミの山の事なんだが。」
「うん?」
「Oscarの放ったトレーサー達は物資を破棄していたようだ。水、食料全てだ。」

「なんてこと・・・」
「私は少しの間トレーサーの破壊を停止させる事が出来る。
だが慎重に進んで欲しい。この場所はまだOacarの支配圏だ。」
行く手を阻むトラップの数々を見れば歓迎されていないと言う事は
嫌でも判る。確かに慎重に進む必要は有るだろうけどのんびりもしていられない。
「ナンバー・ナイン!君の居場所を特定したよ。
残念ながら君は生きて他の生存者と会う事は不可能だ。」

再びOscarの声が聞こえてきた。と同時にまたトレーサーが姿を現した。
特定したというのは嘘では無さそうだ。

トレーサーをなんとか振り切る。
通路はアチコチ破壊されていて道は一本だ。
これが正解の道なのか罠へ誘われているのかは判らない。

「Ashley、私達は焼却施設を突破する事が出来た。
しかしこの先、さらに戦いは酷く、厳しくなるだろう。
君は慎重に進まなければならない。」
慎重に進むのは賛成だけれどOscarもトレーサーも遠慮はしてくれそうに無い。
「酷くなる?今以上に何が酷くなると言うの?」

「私には判らない。だが君はOscarを止めた。
彼は初めて犠牲者の処分に失敗した事を理解して凶暴になるだろう。
これまでよりさらに彼は危険になり筈だ。」
kevinは注意を促している積りなのだろうけど全然嬉しくない。
トレーサーやタレットより厄介な敵が姿を現すかと思うと
心がくじけそうだ。

長い通路は終わりやっとエレベーターが見えてきた。
この先は何が待ち構えているのだろう?

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