Fallout3日記91 Head of State 6

メモリアルの戦いは逃亡奴隷の勝利で幕を閉じた。
奴隷商人のリーダー、Leroyを始末してしまったから
勝って貰わないと困ると言うのも有るが
これでメモリアルは逃亡奴隷達の活動拠点となった訳だ。
「私たちが身を捧げるべき大いなる責務なのです。」

Hannibalの演説が終わった。拍手が巻き起こる。
うん、これで無言で去ってあの連中は何処に消えたんだ?ってな感じで
流せば絵に描いたような大団円になるけれどさ。
さて、報酬をどうしましょうかね。幾ら吹っかけてやろうか?

楽しい脳内会議をしている内に広間は無人になっていた。
なんと言う迂闊。テントを覗いてみるとAlejandraが掃除をしていた。
「もう、行かれてしまうんですか?」

Hannibalの居場所を聞こうと思ったのだが出鼻を挫かれた。
別れの挨拶だと思ってやがるのか?
「ここに全員が辿り着けたのは貴方達のお陰だと思っています。
私は何も渡せる物が無いのですけど・・・
何時か子供達にこの事を話して聞かせる機会が来たら
貴方達の事を必ず伝えようと思います。」
うーむ、そう言う話は死んだ後でも良いと思うけどなぁ。
生きてる内に祭り上げられたらやり辛くていかん。
それに子供達に教えるって言ったって肝心の子供はまだ一人もいないじゃん。
「確かにそうですね。でもここの戦いで私達が勝った事は
噂として広まるでしょう。ここを頼って来る人達が集まってくると思います。」
頼って来るのは良いけど奴隷商人達も黙っちゃいないんじゃないか?
「Hannibalはこれは最初の戦いだと言っていました。
本当にそうだと思います。私が何処まで出来るのかは判らないのですけど
出来る限りの事をやってみる積りです。」

いかん、なんか調子狂うなオイ。
まだテメェそこを動くな、新鮮な肉にしてやるとか言われる方が
判りやすいんだけどなぁ。
でもさ、子供達に教育をってのは良いけど、別にココじゃなくても出来るよな?
Rivet CityでもMegatonでも出来ない事じゃないだろ?
話を振るとAlejandraは視線を外した。
「それは、、そのう・・・」
あー・・・ごめん、馬鹿な質問しちまったな。
くっそう、Hannibalの野郎め。
モジモジしながら頭を下げるAlejandraを残しHannibalを捜す。

テントの中にいないので広間を覗くと隅の椅子に腰掛けているのを見つけた。
どうも、こんちわっす。今よろしいでしょうかね?
「あぁ、シスター!君達には感謝のしようも無いよ!
メモリアルは私達の物になった。これからココが我々の拠点になるのだ!」
うん、それは良いんだけど旦那、肝心の報酬の話がまだでしたよね?
「ダーツ・ガンの設計図を報酬の積りで渡したのだがまだ足りないと言うのかね?」

Hannibalが表情を曇らす。あーそう言えば貰いましたね、設計図。
でも、色々出費も嵩んでまして、設計図一枚じゃとてもとても。
「一体、幾ら必要だと言うのだ、シスター?」
そうですなぁ、2,000capに負けときますよ。
金額を聞いてHannibalの驚く。
「そんな大金が有る訳が無い。君は一体何がしたいのだ?」
いやご心配なく。別に今すぐ寄越せと言いませんし。
ちょっとコチラの要望を聞いて頂けたらなと。
「要望?私に出来る事なら言ってくれ。」
2,000capからいきなり要望に変わった報酬に
Hannibalも判断に困ったのだろう探るように聞いてきた。
そうっすね、こちらの要望は一つ。Alejandraをくれ。
勿論奴隷にする訳じゃない。Rivet CityかMegatonで
子供達の先生でもやって貰いたいんだ。
子供どころかミュータントしかいないようなこんな場所で
雑用させてるよりよっぽどマシだろ?
「それは報酬として彼女を渡せと言うのと何が違うのだ?」

いや、渡せとは言わんよ?あんたが彼女を追放するんだ。
失意のArejandraを拾って街へ連れて行く。
そこで彼女は先生の仕事が出来るって寸法だ。
2,000capに比べれば簡単な事だろ?
「それは出来ない、出来る訳が無い。君は私に彼女を追放しろと言うのか?
形が変わるだけで彼女を売り渡せと言うのか?」
嫌なら2,000cap払ってくれれば良いんだ。
それともこの場で殺しあうか?
あんたは最後の最後に残しておいてやるよ。
「シスター、君は何をどうしたいんだ?どちらの要求も聞ける物では
無い事を君自身が判っているのでは無いのか?」
Hannibalは激怒寸前だがまだ話を続けようとしている。
ふむ、この手には乗ってくれないか。
2,000capってのは別に吹っかけた額じゃない。
パワー・アーマーが幾らするか、銃と弾薬一式で幾らするか考えてみてくれ。
どっちも無くて手助けが無くても自力でこの戦いに勝てたって言うなら
もう言う事は無いけどな。
「だからと言って私は彼女を売り渡す等と言う事は断じて出来ない。」

頭硬いなぁ。なんでも良いから落ち度見つけて追い出せば良いじゃん?
アンタの懐も痛まないしAlejandraも報酬代わりに引き渡されるなんて
惨めな思いをせずに済むんだぜ?精々暫くアンタを恨めば済む話だ。
「だから、それは出来ない。彼女は大事な仲間だ。
彼女だけではない、他の皆も代わり等いない。」
うーん、これはAlejandraも先が思いやられるな。
どんなに想っても相手が気付いて無いんじゃ意味が無さそうだ。
じゃぁ、仕方ない。2,000cap払うか銃を取るかだ。
Hannibalの顔から表情が消える。
頭の中を覗けるとしたら金を払うか殺しあうかの相談を
している所が見えるかもしれない。
「判った。2,000capを払おう、シスター。
だがこれも今すぐに用意出来る物ではない事は
君も判ると思う。猶予をもらえないか?」
あぁ、そうだな。それが賢い判断だろうな。
こっちも折角の依頼人を金払いが悪いからって片付けたくないしな。
これからちょこちょこ寄らせて貰うから頑張って稼いでくれ。

Hannibalは椅子に沈み込んでしまった。
さって、用は済んだし帰ろうかね?
「随分とHannibalを脅してくれたじゃないか。
やっぱり最初に殺しておけば良かったか?」

振り返るとShimoneが柱の影から姿を現した。
盗み聞きとは感心しませんな、姐さん。
「報酬、報酬と言っていたお前が黙って出て行くとは思えなかったからな。
しかし、2,000capか。人一人の値段にしちゃ高すぎるな。」
Shimoneはキツイ視線を向けて来るが銃に手を掛けようとはしない。
無茶な要求だと思うなら話してる最中にでも割って入れば良かったんじゃないか?
「いや、Hannibalがどうするか私も少し興味が有ったんでな。
報酬を払わずに済ます事が出来れば満点だったんだが。」

なんだよ、人の事言えないだろソレ。
で、もしHannibalがCapの代わりにAlejandraを
渡すって言ったらどうする積りだったんだ?
「どうもしないさ。ここから一人消えるのも二人消えるのも大した違いは無い。」
さらっとキツイ事言いますね、姐さん。
Alejandraを連れて行ったら自分も消えるって?
Hannibalが不憫とは思わない?
「それで、2,000capをどうする積りだ?」

Shimoneは話を変えてきた。
別にどうもしないっすよ?Capは別にどうでも良いし。
Alejandraはココに置いておくのは勿体無いと思ったから
Hannibalがうんと言ってたら大手を振って連れ出せるかな?
と思っただけでして。
「どっちがタチが悪いんだか。やっぱり最初に片付けておくべきだったな。
ここの生活がスタートしたばかりだと言うのに
お前等みたいの相手に借金を作ってしまうとはな。」
Shimoneは座り込んでいるHannibalの所へ歩いて行った。
なんて言って慰めるんだろう?聞いてみたい気もしたが
流石にそこまでやると撃たれそうだ。
じゃぁ、報酬も貰える事になったし帰ろうか!?
「本当に取り立てる気が有るのかよ?」
「本当に取り立てるの?ダーリン?」

黙って話を聞いていたJerichoとCloverが口を揃える。
当たり前だろ?きっちり取り立てるさ、その内な。
んじゃ今度こそ帰ろうか。くっそうちっとも借金が減りやしない。

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