突然の火災はなんとか切り抜ける事が出来た。
しかし、自分達以外の何者かがこの施設の中で行動を起している事が判ってきた。
エレベーターは停止した。一体何が起ころうとしているのだろう?
「ナンバー・ナイン。私はシステムの中に危険なプロセスがある事を見つけた。」
「それは一体何!?」
「『彼』がメイン・ジェネレーターと停止させたのだ。」
彼?一体全体何がどうなってるのだろう?
「なんて事!どうして?」
「私には判らない。しかし『彼』は何らかの理由でここの全てのクルーを全員敵だと
みなしているようだね。」
「彼と言うのは敵なの?そんな・・・」
メインジェネレーターを停止させたと言う事だけで一大事なのだが
いきなり敵だと言われてもどうにも出来ない。
「『彼』はここのクルーの死を望んでいる。ナイン、我々は出来るだけ早く『彼』を
片付ける必要が有る。」
「どうやって?その彼が何処にいるかも判らないのに!?」
「直ぐにでも探す必要が有るね。取りあえずここの出口を見つけて欲しい。」
・・・結局そうなるのか。
いきなり振って湧いた彼とやらの問題よりも先ずはこの場所からの脱出を
考えなければならない。
懲りずに襲って来たセキュリティ・トレーサーを撃退し先へ進む。
パイプがごちゃごちゃと並ぶシャフトを降りると床一面にゴミが散らばっていた。
ここはゴミ処理の施設か何かだろうか?
「オスカー、このゴミは一体?これは何処から来ているの?敵と何か関係ある?」
少しの沈黙の後にオスカーの声が返ってきた。
「良い点に気付いたね。早速調べてみよう。」
シャフト抜けるとレーザーバリアに囲まれた区画に出た。
一体何を守っているのだろう?
ガスボンベで床の格子を吹き飛ばすと新たな通路が見えてきた。
レーザーバリアが張り巡らされた通路は果てが無いように思えたが
なんとか突破するとエレベーターに辿り着く事が出来た。
これでこの区画から脱出出来るのだろうか?
「よろしい、良い仕事振りだ。そのエレベーターへ乗って。」
敵の存在がはっきりとした今向かう先は一体何が待ち構えているのだろうか?
Twin Sector日記05 Wastegate
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