Fallout3日記86 Head of State 2

Temple of the Unionに辿り着くとライフルを構えた女に威嚇された。
「それ以上、近寄るな!オマエラ、何の用だ?」

いかにもな格好にいかにもな髪型。コイツ奴隷商人か?
いや、確かココは逃亡奴隷の隠れ家だった筈。少し話をしてみるか。
Rivet CityにいるMei Wongからここの話を聞いたんですよ。
何か役に立てる事は無いかと思いまして。
銃を構えていた女は嫌そうな顔をした。
「あの馬鹿が。ここの事は喋るなと念を押しておいたと言うのに。」
25capの弾代でここの情報を仕入れたと教えてやったら憤死しそうだな。
教えてやろうかしら?
狙いを外そうとしない女は誰かに声を掛けられたのか舌打ちをした。
「全く。Hannibalが入れてやれって言ってる。ちょっと待ってろ!
勝手に入ろうとしたら殺すぞ!?」
こんな金網一つ抜けようと思えば直ぐなんだが
問答無用で襲って来る訳でも無さそうなので素直に待つ事にした。
「私は反対したんだがな。鍵を開けるから少し待ってろ。
おかしな真似はするなよ?見ているからな。」

ブツブツと文句を言う割には扉を開けてくれる。
Hannibalってのが誰なのかは知らないが
このお姐さんはなかなか良い人かもしれない。

「ようこそ、Temple of the Unionへ。我々は君達を歓迎するよ。」
そんな大層な名前を付けられるような物にはとても見えない。
建物は辛うじて2階部分が残っていたが屋根は吹き飛ばされてしまっている。
Raiderの巣だと言われても違和感は感じないだろう。
出迎えたのは初老の男だった。こいつがここのリーダーなんだろうか?
「歓迎すると言っておいて済まないが一つだけ確認しておきたい。
ここは知っての通り逃亡奴隷をかくまっている場所だ。
最初に君達に聞きたい。君達は私達に協力してくれる積りで来たのか?
それとも賞金目当てのハンターなのか。」

Hannibalが笑顔ながらも緊張しているのが判る。
後ろの女も狙いを外そうとしない。
呼び込んでからそう言う質問って卑怯じゃね?
「すまない。確約が欲しいのだよ。」
もし、断ったら?
「済まないが生かして返すわけには行かない。」
後ろのお姐さんにも言ったけどRivet CityのMei Wongから話を聞いてきたんだ。
何か手伝える事は無いか?報酬は頂きたいけどさ。
「Hannibal、こいつらを信用するのか?」
銃を構えるお姐さんは撃ちたくてしょうがないようだ。
返り討ちにするのは簡単だがこいつら碌な物持ってそうに無いしなぁ。
「Simone、銃を収めてくれ。私はこの人達を信用しようと思う。」
Simoneと呼ばれたお姐さんは舌打ちしたがそれでも
銃口を下げた。なかなか統制は取れているようだ。
いや、助かります。それと同時に何処に隠れていたのか
銃を構えた老人とハンマーを持った男が現れた。
「試すような事をして済まなかった。改めて歓迎しよう。
私はHannibal Hamlin。ここのリーダーだ。
逃亡奴隷のコミュニティを作ろうと活動している。」
Hannibalからメンバーを紹介された。
いずれも元奴隷で逃亡して来た面子らしい。
元は奴隷商人の側だったと言うSimone。
脱走した後、Raiderに加わりHannibalに拾われたCaleb。
使われていた屋敷の子供を殺してしまい逃げ出したBill。
商品として扱われていたAlejandra。
そして23年間奴隷として扱われ逃亡の後にここに辿り着き、
逃亡奴隷の為の拠点を作ろうとしているHannibal。
って、全部で5人しかいないのかよ?
「見ての通りここは食料にも事欠く有様だ。仲間は各地に分散している。
私達にはここでない場所に拠点が必要なんだ。
逃亡奴隷を匿い、奴隷商人と戦える拠点が。」
ふむ、その口振りだと何処か当てがあるのかな?
「Lincaln Memorial。ナショナル・モールの外れだが
そこに拠点を築こうと考えているんだ。」

PipBoyで場所を確認してみる。
なんとワシントンモニュメントの直ぐ隣じゃないか。
BoSが駐留しているとは言えミュータントの陣地の直ぐ隣だ。
また無茶な場所を選んだもんだな。なんでそんな所を?
「アレを見てくれ。」

指差された方を見ると彫像の首が有った。
あれがどうかしたのか?
「アレは第16代アメリカ大統領、Abraham Lincalnの彫像だ。
偉大な解放者、奴隷解放の父だよ。
ソレがなんでこんな所に有ったのか私には判らないが
奴隷だった私が逃亡の末に奴隷解放の父と出合った。
何か運命のような物を感じたのだよ。
だからLincaln Memorialを逃亡奴隷の為の新天地に選んだ。
いや、私達が目指す場所はそこ以外には無いと考えている。」
はぁ、なんか電波な所に来ちゃったのかなコレ。
早々に退出した方がいいのか?

「君に頼めるならLincaln Memorialが今どうなっているのかを
確かめてきて欲しいのだ。頼めるだろうか?」
あぁ、あの辺りは何回か通った事は有るしちょっと脚を伸ばして
見てきますよ。そんだけでいのか?
「Lincalon Memorialを修復する手筈はCalebが整えている。
出掛ける前に一度彼から話を聞いてみて欲しい。」

長話をする気になれなかったので早々に退散した。
Calebは一階にいた。こんちは、Hannibalから言われて来たんですけど。
「あぁ、よろしくな。メモリアルの修復は問題無いと
思うんだが元々の形状を俺は知らない。
何か破壊される以前の資料とかが手に入らないだろうか?」

うーん、そういうデータとかが手に入る所ねぇ。
何処か有っただろうか。心当たりは無いか?
「Hannibalは歴史記念館に行けば何か
手に入るんじゃないかって言ってたんだが。」

歴史記念館か。アンダー・ワールドでちょっと話を聞いてみようかね。
了解。探してはみるけど見つからなかったらすまんが諦めてくれ。
「その時はなんとかするさ。すまんがよろしく頼む。」
出て行こうとした所でSimoneと目が合った。どうもこいつだけは雰囲気が悪い。
「私はお前たちを信用した訳じゃないからな?」

最後まで狙いを外さなかったSimoneに手を上げて
Temple of the Unionを出た。さてと、来たばっかりだけど
ナショナル・モールに戻るか。
「報酬の約束もせずに仕事を請けるとかどうしたんだよ?」
「またアンダー・ワールドへ行くの?ダーリン。」

なんかさ、見た限りじゃあいつら報酬払えそうになかったじゃない。
他に何か稼ぐ手立てを考えないといけないんじゃないかと思ってさ。
んじゃま、行こうか。


通って来たばかりの地下鉄を逆戻りしてナショナル・モールへ出た。
Lincaln Memorialはワシントンモニュメントの直ぐ傍だ。
ミュータントでも襲ってくるかと思ったが見つけたのは死体だけだった。
「オイこら、おまえら何者だ!?」
柄の悪そうな男が声を掛けてきた。
どうもLincaln Memorialには先客がいたようだ。
「何をしに来たんだって聞いてるんだよ?」

なんか邪魔臭いな。こいつら何者だ?
「判った。お前ら逃亡奴隷だな?残念だが
ここはもう俺達奴隷商人の物だ。大人しく捕まれ!」
こいつら奴隷商人なのか。納得。
ええと、アンタがここのリーダーか?
「話を聞けよ!俺がリーダーきゃ無かったら何だって言うんだよ!」

あぁ、すまんかった。どう見てもおまえはリーダーって感じじゃないな。
リーダーに会いたいんだけど案内してくれるか?
「てめぇ、舐めてるのか?口のきき方には気を付けろよ?」
面倒臭いなコイツ。案内してくれるのか?それとも出来ないのか?
「面白いじゃないか。んじゃ付いて来い。おかしな真似はするなよ。
ここにいる全員を相手にするハメになるぞ?」
あーなんかもうそう言う言い回しも聞き飽きたって言うか
他の言い方は無いのかね、ホント。

男の案内でlincaln Memorialの建物の中に入った。
半ば崩れかけていた外と違って室内は割りと綺麗だ。
「おい、どうした?」
声のした方を見るとアーマーに身を固めた男がコチラを見ている。
落ち着きぶりを見る感じ、コイツがリーダーか。
どうもこんちは。たまたま通りかかったもんでお邪魔しました。
あの、もしかしてココを拠点にしてる途中だったとか?

「まぁそんな所だな。逃亡奴隷共がここを狙っているって言う情報を
手に入れたんで、先回りしてこうやって待ち構えてるって訳だ。
のこのこ連中が顔を出したら一網打尽に出来るんだがな。
逃亡奴隷のリーダーの名はHannibal Hamlin。賞金が掛かってる。」
あらら、Hannibalは賞金を掛けられていたのかよ。
捕まえるって言ってるけどどっちかと言うとやってくる連中を
片付けたさそうにしてる感じしかしない。
「んで、お前達は何をしに来たんだ?見た所お仲間に見えるんだが
なんか上手い話でも有るのか?」
うへ、お仲間ですか。そんなに人相悪く見えますかね。
ちょっとショックだ。
「そうだ。お前らちょっと仕事をしてみる気は無いか?」
はい?なんでございましょう?
「この先に歴史博物館ってのが有るんだが
そこへ行って戦前の展示品を拾ってくるって言う簡単な仕事だ。」

ほー、そりゃまた簡単そうな仕事ですな。
物探しは得意なんですがそれで旦那、報酬の方は?
「そうだな。Lincaln絡みの品なら一つ200cap出そう。」
大盤振る舞いっすね。しかしまたなんでLincaln縁の品を希望で?
「奴隷共の心の拠り所を残らず浚っておくんだよ。
いい考えだと思わねーか?」
あぁ、成る程。頼る物が無ければそもそも希望も持たないと。
旦那、なかなかの切れ者っすね。
「で、どうだ?やってみるか?俺達はここから動けないから
いい小遣い稼ぎになると思うぜ?」

いやー有り難い。少々懐が寂しい所だったんすよ。
んじゃ早速行ってきます。
奴隷商人のリーダー、Leroyと分かれて歴史記念館へ向う事にした。
「どうしたよ?あの手の連中は嫌いだったんじゃねーのか?」
「本当に歴史記念館へ行くの?ダーリン。」
Hannibalからも頼まれてるしな。
どうせついでだから小遣い稼ぎも良いんじゃねーかな。
ナショナル・モールを抜け歴史博物館に潜り込んだ。

また来るって判ってたらCarol婆さんに何かお土産持ってくれば良かった。
PipBoyを覗くと歴史博物館はグール達の住むアンダー・ワールドと
放置されたままの展示コーナーとでも分かれている様だった。
よし、ちょっと探索に行く前にアンダー・ワールドに寄って行くか。

手ぶらでCarolの所に顔を出すのもどうかと思ったので
弾薬を補給したついでに9th Circleと言うバーへ寄って見る事にした。
コチラはCarolの店と違って酒がメインだ。
席へ座ろうとした所で部屋の隅に立っている男が目に付いた。

そう言えばコイツ、ずっとココに立ってるような?
「・・・・・」
やたらと背の高い男はこちらを見ようともしない。
なんかちょっと興味が湧いてきたぞ。
お兄さん、ここの用心棒か何かかい?
「Ahzrukhalに聞け。」

へ?

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