Twin Sector日記03 Water pumps


「私はセキュリティ・トレーサーの最新の情報を手にれた。」
「聞いてる・・・」
「ふーむ、これは奇妙だ。メインジェネレーターが再起動した瞬間に
動き出したようだね。」
「ええと?」
「私は分析を続けよう。君は下の階層に降りられるかどうかを
探して欲しい。操作パネルがある筈だ。」

エレベーターを降りるといきなり行き止まりだった。
床に一箇所だけ通風孔のような物が見える。
コンテナを使って通風孔を叩き壊し下へ降りてみると
排水施設は水没しかけていた。


「よろしい、ナンバー・ナイン。それがコントロールパネルだ。
だが反応は無いようだね。」
「ええ、そうね。これが地下水が排水されない原因なの?」
「そう、その通りだ。直す事が出来れば水位を安全なレベルに戻せるだろう。」

所々水没している施設内を進むとまたレーザーバリアが見えてきた。
通路は見えないが変なスイッチが並んでいる。
「Oscsr、いる?貴方はもうセキュリティ・トレーサーの分析は終わった?」
「ジェネレーターが原因のようだね。」
「分からないの。」
「おそらく誤作動によって何処かに保存されていたトレーサーが
動き出したのだろうと思う。」
「ええと、つまり?」
「楽観的に考えればあのセキュリティ・トレーサーは偶然によって
動いた物だと考えられるね。
だから、気を楽にして今何が出来るかを考えて欲しい。」

スイッチを操作すると見えていなかったタラップが現われた。
これで先へ進めるだろう。
通路を進むと巨大な排水パイプらしい物の向こうにヒュースボックスが見える。

「Oscar、向こうにヒューズボックスが見える。
あれが制御パネルの為の物?」
「そうだね。予備のヒューズは通気孔内に有る筈だ。
しかし、それを手に入れる為には排水パイプを降りなければならない。」

グローブを使ってパイプの下へ潜り込んだ。
ヒューズボックスは点々と転がっていた。
パイプの中を進んで3個のヒューズを手にれた。

これで電源を元に戻せばと考えた所に聞き覚えの有る音が聞こえていた。
セキュリティ・トレーサーだ。
「Oscar!またセキュリティ・トレーサーが。
おかしいわ、こっちに真っ直ぐ向かって来てる!」
「気を付けて君の傍まで来ている。」

「Oscar!貴方はセキュリティ・トレーサーを止められないの!?」
「ナンバー・ナイン。私は最善を尽くしているが
彼らをコントロールする事が出来ない。
何かが非常におかしな事になっているようだね。」

なんと言う人事。
前回はレーザーバリアで破壊する事が出来たけれど
今度はそんな物は無い。逃げるしか無さそうだ。
グローブを使ってセキュリティ・トレーサー吹き飛ばして
大急ぎでヒューズボックスの所に駈け戻った。

幸いな事にセキュリティ・トレーサーは追いかけてくる気配が無い。
ヒューズをセットしなおすとコントロールパネルも復旧した。
「よくやった、ナイン。水位を示すメーターは全て正常に戻っている。
問題は見つからない。システムは完全に動いているようだ。」
これで生命維持装置の水没と言う事態は避けられたようだ。

「最後にちょっと良いニュースね。
それでOscar、皆を起す事が出来る?」
暫しの沈黙の後に返事があった。
「そうだね。私は皆を起す事が出来る。
覚醒には4時間が必要だが、始めた方が良いかな?」
何故メインジェネレーターの停止等と言う事が起こったのか
調べる必要があるだろう。
「専門家とか技術者ね。私達が眠っていた間に何が起こったのか
調べる必要があると思うの。」
「君が望むのなら。」
「それがどう言う物で有ったとしてもなんだか良くない事が起こったような気がするの。」

何が有ったにせよ、他の眠ったままの人達が覚醒すれば
原因は掴めるだろう。
エレベーターは生命時装置の有るフロアへ向かって動き始めた。

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