S.T.A.L.K.E.R.日記22 望みを叶えるモノ


Brain Scorcherを止めて休む間もなくPripyatに突入したが
同行したLoner達と別れ、また一人になってしまった。
これから先どう進むべきか。
そもそも自分はStrelokってヤツを探して右往左往していた筈だが
気が付けばもうChernobyl発電所が目の前だ。
手掛かりを探すなら一度引き返して別の情報を集めないといけない筈。
戻ろうかどうしようか迷っている横を何かの光線が走った。
思わず周囲を見渡すとかろうじて見えるビルの屋上から何者かが狙撃している。
危ねぇ、ぼさっとしてた。危うくやられる所だった。

慌てて隠れてスコープで様子を探る。どうやらMonolith兵のようだ。
そう言えばさっきLonerのリーダーがMonolith信者がどうとか言ってたな。
とりあえずあんな所から狙われては適わんので片付けておくか。
狙撃者の銃は連射が効かないようなので一発撃たせておいてから
屋上から叩き落した。スナイパーは嫌われるってのがなんだか判る気がする。

地下駐車場から出てみると廻りはMonolith兵だらけだった。
なんてこったい。あのスナイパーは囮か?
転落したスナイパーに駆け寄って銃を奪う。
なんだこの銃は?いきなり未来SFの世界に入ったような感じだ。

盾にしていた壁を余裕で削っていたからこの銃を使えばMonolith兵達に
近寄られる前に片付ける事が出来るんじゃないだろうか?
が、肝心の弾が無い。折角の良さそうな銃も弾が無ければ
使い道が無い。勿体無いが置いていくしか無さそうだ。

一帯はMonolith兵が守りを固めていたようで
四方八方から攻撃が始まった。これは突破するしか無さそうだ。
襲ってくるMonolithを倒しつつ何処かで見た様な気のする観覧車の横を走り抜ける。

建物の隙間からスタジアムらしい物が見えてきた。
確かスタジアムに向かえとか言ってたな!

一気に走ってスタジアムに飛び込むと景色が変わった。
アノーマリーの吹き荒れるグランドの向こうに
Monolith兵の団体さんが。ちょっと何コレもしかしてこれは詰んだか?

一瞬の内にまた景色が変わった。なんだよコレは?PDAを確認するとスタジアムは遥か後方だ。
テレポートされたんだろうか?Monolith兵との戦いで夢中で前進している内に
もう戻る事も出来なくなってしまった。戻ろうにも道が無い。Chernobyl NPPはもう目の前だ。

しかし目の前は酷い有様だ。爆発炎上する装甲車、
もう何処のファクションなのかすら判らない夥しい死体。
発電所に有ると言うMonolithと言うのがどれ程の物なのか
知らないがここまでしなきゃいけないような物なんだろうか。


上空を飛び交うヘリに捕まらないようにジリジリと進む。
この辺のMonolith兵はまだ少ない。この乱戦を利用すれば
なんとか発電所に突入出来そうだ。
「10分でEmissionが来るぞ!総員退避しろ!」
恐らくDutyの物らしい無線を拾った。10分!?地獄のような有様だってのに。
ちょっとでも希望を持ったのが甘かった。広場を突っ切って嫌でも発電所に逃げ込まないと
Emissionに巻き込まれてしまう。

薄暗かった空はもう真っ赤に染まっている。時間が無い。
倒したMonolith兵から弾薬を奪う時間も無く必死に駆け抜ける。
入り口はどっちだってんだ!?
この糞PDA!ここまで来てからレーダー機能がいかれるとか嫌がらせかってんだ!



無線で刻一刻とEmissionのカウントダウンが刻まれる。
もう、頼むからちびるような連絡入れないで!入り口は何処だよ?
壁沿いにどれ位走っただろうか延々続くのではないかと思われた外壁が途切れ、
発電所の入り口が見えた。助かった!

発電所に飛び込み中のMonolith兵を倒した時には残り時間は1分を切っていた。
ふぅ、なんとかこれで一息付ける。しかしこれは真剣にどうしたものか。
急き立てられるように進んできたがこの中にStrelokがいるとも思えない。
が、もう完全に戻る事も出来ない。
願望を叶えると言われる、全ての元凶、Monolithは目の前なのだが。
「私はココだ。来るのだ。」

X10で聞こえた声がまた頭に飛び込んできた。
あれがMonolithなんだろうか?
「時は満ちた。お前の願いは判っているぞ。」

なんだか無性にむかついてきた。こっちはStrelokを探してるんだよ。
願いがどうとか言われても困るんだよ。
装備を確認する。弾薬は十分だ。アーマーもドサクサ紛れに
着替えたからもう少しは持つだろう。
うし、Monolithとやらに会ってみようじゃないか。
「どんな望みだろうとそれは叶えられる。私の元へ来い。」

外はEmissionの嵐が吹き荒れているのだろうに
中は物音一つしない。本当に一人きりになってしまったのだろうか。
頭に響く声を頼りに通路を進む。
あまりの静けさにちょっと泣きが入りそうになった所で
Monolith兵が襲ってきた。はっはー!そう来なくちゃな!!
今までの静けさが嘘のようにワラワラとMonolith兵が襲ってくる。



何処に隠れてたんだよ?ココまで来たら何がどうなのかとか考えるのも面倒臭い。
どの位戦ったのかPDAから反応が消えた時には発電所の中心部だった。
今度こそもう誰もいない。自分一人だ。



発電所の最初の事故の時に大量に投入された砂嚢、
ボロボロになったコンクリート片、腐食の激しい剥き出しの鉄筋、
吹き飛んだ制御棒駆動機構の破片が見える。
防護服で身を固めていなければどうなるのか想像もしたくない状況だ。
Monolithは何処だ?
「たった一人だけが報酬を得るのだ。」

とうとうMonolithに辿り着いた。目の前に青い石柱が光を放っている。
願望を叶えると言ってたが一体自分は何を望んでいるんだろう。

俺はゾーンに消滅して欲しい・・・

思ってもいなかった言葉が口から飛び出した。
そうか、自分はZoneの消滅を願っていたのか。
一瞬で景色は変り、周りは草原になった。

ゾーンは本当に消滅したのだろうか?しかし、もう目を開く事が出来なかった。

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