Fallout3日記77 Those! 1


雑音交じりのラジオの音で目を覚ますとサロンのカウンターだった。
歓迎会と称した飲み会は何時終わったんだったか。
ボロラジオを叩くGobとソレをからかうNova姐さんのやり取りも何時も通りだ。
「よう、目が覚めたか?」
Gobが声を掛けてきた。
なぁ、途中から記憶が無いんだが最後はどうなったんだ?
「店の客全員に奢るぞ!ってアンタが喚いてそれこそどんちゃん騒ぎさ。
掃除すんの大変だったんだぜ?」

そう言われればそんな事を言ったような言わなかったような。
横で朝飯を食っていた知らない男がまた頼むわと親指を立ててみせる。
むむ、ちょっと調子に乗ってしまったのだろうか?
「機嫌よく飲んでたと思ったらパタっと寝ちゃったから
もう可笑しくてね。起すのが気の毒な位気持ち良さそうに寝てるし。」

何時もの場所からNova姐さんにからかわれた。
騒いだのは別に良いが寝顔を見られるとか一生の不覚。
「で、勘定なんだが。」
Gobがメモ用紙を持ってきた。金額を一応見てからツケで頼むわと言って
サロンを抜け出した。ちょっとばかり騒ぎ過ぎたようだ。
何処かで金を作らねば。
家に戻るとJerichoとCloverはどう見ても普段と変わった様に見えない。
結構飲ませたような気がするんだが。
「払いを気にせずに飲める酒は最高だな。」
「あんなに楽しかったの久しぶりよ。ダーリン。」
二人ともザルだったのか。まぁ、いいや。
では、早速仕事に掛かろう。手っ取り早く金を用意せねば
Moriatyとかに払いの催促をされるとか我慢ならん。
金は粗方使っちまったんでロッカーの荷物をキャラバンの連中にでも
売りつけようと思うんでちょっと荷物持ちを手伝ってくれ。
「目ぼしい物はBig Townに捨ててきたんじゃねえか?」

Jerichoの突っ込みで武器弾薬も粗方捨ててしまった事を思い出した。
迂闊!これはRaider共を襲う所から始めなきゃならんか?
Pip-Boyを覗いてRaiderが巣くっていそうな場所を探そうとして
見覚えの無い場所を見つけた。おい、Jericho。Grayditchってなんだ?
「さぁ?覚えが無いな。」
マーカーが出てるって事は何処かでこの場所の話を仕入れた筈だが。
あぁ、そう言えばこのGrayditchって所から逃げ出して来たってヤツに
寝込みを襲われたんだった。
なんて言ってたんだったか?何かに襲われたとか言ってたな。
うし、ここに行ってみようじゃないか。
「火事場泥棒でもしようってのか?」
いーや、何に襲われてるのか知らんが助けてお礼を頂こう。
Raider辺りの襲撃だったら一石二鳥じゃないか。
弾薬の確認を済ませてMegatonを出た。
外は白み始めているがまだ暗い。
GreyDitchはスーパーの西、これなら直ぐに一仕事済ませて帰って来れそうだ。


暗くて良く判らないが街の看板が見えてきた。
粗末なバリケードに打ち付けられた板に「ようこそ、Grayditchへ!」
と殴り書きされている。
街は廃墟を利用して人が住めるようにしているように見えるが
これはどうだ?Big Townと良い勝負じゃないか?

こりゃ来るのが遅かったか?と思ったが何かが動いている気配がする。
あれは・・・アリか!?

アリはSpringValeの学校の地下でも見かけたが図体がデカイだけだ。
こんなもんに襲われて逃げ出したのかとちと情けなく思ったが
数がいたら流石に面倒かと思い直した。
よし、さっさと片付けて生き残りを探そう。
ワサワサとこちらに向かってくるアリに無造作に10mmマシンガンの弾をお見舞いする。
直ぐに体液を飛び散らせて倒れるかと思ったアリは
なんと火を噴いた!なんじゃコリャ!


やたらと硬い火吹きアリをなんとか片付けた。
3人がかりで撃ちまくらないと倒れないとかこのアリは一体何なんだ?

ガサガサとアリが動き回る音が途端に耳障りになってきた。
こりゃ油断してたらコイツらの晩飯になっちまうかもしれん。
オイ、Jericho、Clover。弾の予備は有るから遠慮なくぶちかませ!



目に付く範囲のアリを全て片付けてみたが相変わらず人のいる気配が無い。
こりゃ、残ってる人間を探す方が手間が掛かりそうだな。
形が残っている家を一軒一軒覗いてみるがやはり人の姿は見えない。
普通のアリならともかくあのアリが相手ではそのへんの殖民に来たような
連中ではひとたまりも無いだろう。
人を探す積りが何時の間にか家捜しになっていたが背に腹は変えられない。
金目の物を探せねば。
「火事場泥棒じゃなくてまんま泥棒かよ?」
棚を漁りながらJerichoがぼやく。手は動いてるようだから良いんだが
自分の飲み代分位は稼げよ?
何件目かの家で初めて人を見つけた。

が、これはどう見ても生きているように見えない。
倒されたアリが転がっている所を見ると戦って力尽きたんだろう。
誰か知らんが一応手を合わせておく。よしこの家は止めておこう。
次行くぞ!?

通りを挟んで向かい側の家に忍び込むと端末を見つけた。
電源は生きているようだ。記録が残っていないか調べてみると
アリの襲撃で街は壊滅。助かった者はちりじりに逃げ、
この端末の持ち主の家族は地下に逃げたようだ。
夜中に会ったあの男も命からがら逃げていた所だったって事か。

後はココだけか?半ば崩壊している街の中で一軒だけ割りと目新しい作りの
バラックを見つけた。目新しいと言っても材料はその辺のガラクタだ。

ドアを蹴破るとまた端末を見つけた。
家の中は他に金になりそうな物が見えない。

これはハッキングしてくれと言ってるんだよな?
端末を覗くと持ち主はDr Leskoと言う人物である事が判った。
さっき見た端末にもなんか科学者がどうのこうのって書いてあったな。。
コイツが元凶か?ええと・・・
いかん、なにやら実験をしていたらしいと言う事は判るが
細かい所がチンプンカンプンだ。判るのはMarigold駅に
どうやらこのDr Leskoはいるらしいと言う事。

っつー訳で、二人共聞いてくれ。
ここで消費した弾代を稼ぐにはこの端末の持ち主、
Dr Leskoに会わなきゃいけないようなんだ。
駅に潜ってみようと思うんだが反対意見は受け付けない。行くぞ!

二人に文句を言われる前にバラックを飛び出した。
さーて、駅はどっちだろう?
Pip-Boyを頼りに街の外れの駅に辿り着いた。
中はアリで一杯なんだろうなぁ・・・貰えるかどうか判らない報酬より
その辺のRaiderでも狩りに行った方が良さそうな気もするが
首を突っ込んだ以上手ぶらじゃ帰れないしな。うし、行こう。


案の定駅の中はアリだらけだった。
始めこそ火炎を喰らわない様に慎重に進んでいたが
角を曲がる度にアリと出くわすので隠れるのも面倒になった。
二人共!一気に行くぞ、撃ちまくれ!



散々炎に炙られながらも大方のアリを片付け
地下鉄の端辺りまでやってきた。

えーとこの先はまだ調べてないな。いい加減ドクターが見つかっても
「なんだね、君たちは?」

驚かすな!危うく撃っちまう所だったぞ!?
大体人が親切に助けに来たってのに礼の一言も無いのかよ?
謝礼とか感謝の気持ちとか差し出すものが有るだろうが。
いや、そもそも上のアリはアンタの実験の失敗のせいでああなったんだろ?
街の連中がどうなったのか判らないが街一個壊滅させて知らん振りか?
「だから私は突然変異の原因を探る為にこうやってデータを集めているのだよ。
私は研究に忙しいのだ。用が無いなら邪魔をしないで貰えないかね?」
・・・そう言えば上で見つけた端末には助けてくれとかそんな事は書いてなかったな。
もしかして無駄骨?
「おお、そうだ。実は実験にちょっとした支障が出ていたんだが
良かったら手伝ってくれないかね?勿論報酬は出す。」

報酬次第では手伝わない事も無いけど、取り合えず内容を教えて貰えないか?
駅内からアリを一掃しろってんならもう済んでるんだが?
「いや、そうではない。実はAnt Queenの生態を調べているのだが
Nest Guardian共が邪魔で観測が出来ないのだ。ヤツラを片付けてくれれば
Queenの生態観察が存分に出来るし遺伝子実験の異常個所も特定できる。
あぁ、Ant Queenはくれぐれも傷つけないように。」
5匹ならなんとかなるか。うし、んじゃ行ってみようか!
Dr.Leskoのラボを抜けて蟻の巣に進め事にした。

洞窟の作り自体はSprinValeの地下に有ったアリの巣と代わりが無い。
どれが普通のただのアリでどれがNest Guardianなのか見た目からは
判断できないのだが全部片付けちまえば問題無いだろう。



襲って来るアリを全て片付けて広間のような所に出ると
奥にLeskoの言っていたAnt Queenが見えた。
おー、これはデカイ。倒したらアリ肉がどれだけ取れるだろう?

売ったら一財産出来るんじゃないか?
おっといけない。取り合えず報酬を頂かないとな。
「早かったじゃないか。もうNest Guardianを片付けてしまったのか?
助かったよ。これで心置きなく観測が出来る。」

話もそこそこに巣に潜ろうとするLeskoを引き止める。
旦那、報酬を忘れてますぜ?Capで頂きたい所なんですがね。
「すまん、Capはあいにく手持ちが無い。」
JerichoとCloverがさりげなくLeskoの背後に廻った。
何の合図も無しにやりたい事を理解してくれてるのは
嬉しいと思うべきか、頭を抱えるべきか?
「代わりと言ってはなんだが実験データを元に作った
遺伝子サンプルが有る。これは筋力を高めるものと視力を高める物が
有るのだが、どちらか進呈しよう。
身体能力の向上は君にとっては大事な事では無いかね?」
Leskoはそう言うとアンプルを見せた。
ぬぅ、Capも欲しいがそう来るか・・・
えーと、アリの探知能力は洒落にならないしなぁ。こっちが良いだろうか?
いや待て。アリの筋力も捨てがたい。あいつ等やたらと硬いしな。
両方じゃ駄目?
「生憎サンプルはこれしか無くてね。両方持っていかれたら実験が出来ない。」
むむむむ、んじゃ視力を。
「よろしい、では腕を出したまえ。すぐに済む。」

そう言えば副作用とか無いんだろうか?とか肝心な事を聞く前に
注射は終わってしまった。
一瞬視界が歪んだような気がしたが特に何も起こらない。
んー、視界が開けたような気がすようなしないような?
「では、私は実験を再会する。有難う。」
Dr.Leskoはさっさとアリの巣に潜っていってしまった。
結局色気を出して地下まで潜って来たは良いが現金収入は無しか。
仕方ない、帰るか。
生き残っていたアリに八つ当たりをしつつ来た道を戻ろうとした所で
倒れている男を見つけた。
地下に逃げた住民も結局は助からなかったのか。

Capは手に入らないし、弾は無駄に使うわで散々だったが
地上に戻ってきた。さて、どうやって金策しよう?
「こんな所にいやがったか!」
いきなり襲撃を受けた。撃たれた方を見ればRegulatorsだった。
おおお!良い所に来てくれた!


三人組を倒して身包み頂いた。
有り難い、有り難い。まさに天の恵みではないか。
オマエらの装備は有りがたく飲み代にさせて頂こう。
他に隠れているRegulatorsはいないかと探してみたが
残念ながら見つけることが出来なかった。

しょうがない、一旦帰って何か他の手を考えよう。
Megatonに戻るべく街の外れまで来た所で人影を見つけた。
生き残りがいたのか?

「お父さんがアリに襲われてるんだ!お願い助けて!」

生き残りはなんと子供だった。

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