Two Worlds日記37


絞首台と言う位だから何かちょっかいを出したらゾンビでも沸いてくるのかと構えていたのだが
結局何事も起きなかった。ちょっと拍子抜けだが、、楽な仕事だったのかも知れない。
Basilの家へ戻ると待ち構えていたかのように声を掛けられた。
「ロープを持って来てくれたのか?」

必死な様子に嫌な予感を感じたがロープを持って来た事には変わりは無い。
Basilに拾ったロープを渡した。
「おまえさんは確かに気の小さい男では無かったようだな。。
よくもまぁ、こん物を平気で取って来られた物だ・・」
ちょっと待て、持って来いと言ったのはアンタじゃないか?

「あぁ、いや、褒め言葉の積りだったのだがな。」
Basilはロープを手に取りゴソゴソと何かを作り始めた。
手に入った物に夢中で報酬の事はすっかり忘れてしまっているようだ。
なぁ、すまんが報酬の事を思い出して貰えないかな?
「忌々しい!何故動かないのだ!?・・遠すぎるのか?」
Basilはロープを巻きつけた何かを手に取り首を捻っている。
ええと、スマンがロープを持ってきた報酬を・・
手元を睨みつけていたBasilがやっと自分の事を思い出したようだ。
何か最初に会った時よりも目付きが怪しくなっているような気がする。
「あぁ、すまん、、危うく忘れる所だった。報酬はここに。受け取ってくれ。
・・そうだ、おまえさんもう一つ頼まれてくれんかね?」
頼まれるのは良いんだが、、今度はどんな禄でも無い物を取ってくれば良いんだ?
「いや、なに、今度は簡単な仕事だ。ここから少し東に進んだ所に有る洞窟に
密輸品を運ぶ者達がいるんだが、、そこにこの人形を運んで欲しいのだ。」



差し出された物は人形と言われればそう見えない事も無い。無いのだが、、
人形にはあの首吊りロープがぐるぐると巻きつけられている。
なんともおどろおどろしい、コレを運ぶのか?
「あぁ、運んでくれるだけでいい。届けたらまた来て欲しい。」
おかしな雲行きになってきたがBasilの言う洞窟は目と鼻の先だ。
行って帰ってきても大して時間は掛からないだろう。
まぁ、いいか運びましょう。

洞窟はすぐに見つかった見てみれば確かに怪しげな男が二人、火を囲んでいる。
本当に簡単な仕事だ。預かった人形を取り出し男達に渡そうとした所で
緑色の光が男達を襲った。何だ何だ!?

光が消えると男達は倒れていた。あの緑色の光を浴びた瞬間糸の切れた人形のように
パッタリと倒れたのは見えた。確かめてみたが即死している。
一体全体どうしたってんだ・・人形は何時の間にか消えてしまっていた。
何がなんだか判らない。Basilに聞いてみるしか無さそうだ。
来た道を引き返しBasilの元へ戻った。大慌てで戻って来た自分を見ても特に驚いたような
様子も見えない。なぁ、爺さん、あの人形は一体何なんだ?
「何の事かな?それよりも人形は無事に届けてくれたのかね?」

しらばっくれるのはよしてくれ!人形をもって行った途端連中はそれこそ人形みたいに
倒れちまった。どんな禄でもない魔法を使ったってんだ!?
「そうか、、人形はちゃんと動いたのか、、有難う。報酬を受け取ってくれ。」
いや、そうじゃない!報酬は有り難いがあれは一体何なのかって事を教えてくれ!
Basilは少し考えるようだったが口を開いた。
「・・黒魔術だよ。仲間は皆ムリだと言っていた物を何年も研究して
やっと完成させた。おまえさんはその成果を見たと言う訳だ。」

とんでもないな。下手すりゃこっちもとばっちりを受けたんじゃないのか?
「アレは狙った者にしか害は及ばない。誰彼の区別無く殺してしまうなら
おまえさんも私も今頃洞窟の者達と同じように死んでいるさ。」
そう言う事は先に教えてくれ。。いや、聞いてたら運ばなかっただろうけどさ。
「ところで、また頼まれてくれんか?人形は役目を果たすと判った。
しかし、おまえさんが持って来てくれたロープは使ってしまった。
新しいロープが必要なのだ。あぁ、今度はおまえさんに人形を運んでくれとは言わない。
ロープを持ってきてくれさえすれば良いんだ。」
Basil、さっきのやつらを狙ったんじゃ無かったのか?
一体、アンタは誰を狙って、、殺そうとしてるんだ・・?
「あの密輸業者達はEbrat Skeldenの手下なのだよ。ああやって密輸品を扱い
不正な利益を得ている。死んだ所で誰も悲しまん。
私は、あのEbrat Skeldenの支配を終わらせたいのだ。ヤツの死によってな。
ヤツは身辺を何重にも警護されているがあの人形さえあればそんな物は関係が無い。
Ebratの元へ人形を持っていけさえすれば全ては終わるのだ。」

・・理由を聞かせてくれないか?なんでそうまでして・・
「理由はロープを持って来てくれたら話そう。頼まれてくれるか?」
断るのは簡単だ。Basilと戦わなければいけなくなりそうだが犯罪の片棒を担ぐ事無くなる。
しかし、Basilの言う理由とやらも聞いてみたい。
・・判った。引き受けよう。
「そうか、有り難い。もうおまえさんはロープの在り処は判っているな?
また近々Gromが吊るされる筈だ。そうしたらまたロープを持ってきて欲しい。
私はロープが届くまで人形を作っておくよ。」
Basilと別れ、またGallows Hillに向かう事にした。
今度はロープを持っていくだけだ。うん、簡単な仕事だ。
しかし、、あの爺さんは人形を使って何をする?運良く目的を達成出来たとしてその後は?
中々考えが纏まらなかったがやはりBasilを説得する事にした。
何、Kargaの連中とはいずれ関わらないといけないしそうなったら当然Ebrat達とも
やりあわないと行けなくなるだろう。その時でも行動を起こすのは遅くない筈だ。
Basilの家に引き返したが姿が見えない。代わりに兵士が一人立っていた。
Tharbakinにいた兵士達と同じ格好か、、嫌な予感がする。

「おまえはロープを持ってきたのか?」
兵士は名前も聞かずにそう尋ねて来た。
ロープ?何の事だ?アンタは一体?
「私は質問をしているのだ!おまえはここにロープを持ってきたのか!?」

・・いや、只の通りすがりだ。一体何が有ったんだ?
「我々はThalmontの支配者、Ebrat Skeldenを暗殺しようとする者がいると言う情報を
手に入れた。そしてここに住むネクロマンサーを捕まえたのだ。今は共犯の男を
捜している。その男はロープを持っている筈なのだ。」
Basilは捕まってしまったのか。止める事も理由を聞く事も出来なかったか、、
「幸い、犯罪は未然に防がれた。魔術師は今頃吊るされているだろうな!
オマエ、通りすがりだと言うのならさっさと立ち去れ。こちらは忙しいのだ。」
なんてこった・・一歩間違えれば完全に共犯者だ。
いや、共犯には違いないのだが説明した所で信じては貰えないだろう。
逃げるようにその場を後にした。
何も出来る事は無いがGallows Hillに足を運んだ。
絞首台からはTharbakinの街が見下ろせる。

結局Basilから何も聞く事は出来なかったのだが、
街を見下ろしていると暗澹とした気分になってくる。
Ebrat Skeldenの治世とやらは色々と血生臭い事になっているのかもしれない。

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