Fallout3日記51 Reilly’s Rangers 2

「ココは何処!?今日は何日なの!?仲間は!?」
起きだしたばかりだと言うのにえらい剣幕だ。
揺さぶられ過ぎて気分が悪くなってくる。

とりあえず、落ち着いたらどうだ?
「落ち着け?落ち着いていられるわけ無いでしょう!」
なんか急に興味が薄れ来たので腕を振り払った。
「落ち着いて話が出来ないなら好きにしろ。
何がなんだか判らないのはコチラも同じだ!」
再度掴みかかろうとする動きが止まる。
周りを見渡し、自分が治療されていた事を理解したらしい。

「ごめんなさい。動転してて、そうね、でも、今が何日なのかだけでも教えて。
そうしたら諦めるか取りあえず安心が出来る。」
日付なんてVaultを出てから気にした事も無かった。
そう言えば今日は何日だろう。Pipboyで日付を確認して教える。
女は安心と不安が同時に襲ったような表情をしたが
怒鳴りはしなかった。
「手短に行きましょう。先ずは何から話そうかしら?」
そうだな。先ずはアンタは何者でなんでココにいるかだな。

Reillyだと名乗った女は話を始めた。
「私と仲間はD.C周辺の地図を作ってるの。どの施設が生き残ってて
どのルートならそこへ辿り着けるか。メトロのどのルートがまだ稼動しているのかとか。
ココはアンダーワールドよね?元々の建物が今はどうなっているか?
そう言うのも調べてる。」
へぇ、そりゃ凄い。地図作るだけで金儲けでも出来るのか?
「地図ってよりも情報ね。知りたい人にとっては幾ら出してでも欲しい情報だと思うけど?」
確かに、地下鉄で散々迷った身としては金額次第じゃ欲しい情報かもしれない。
「商売自体は今はいいわ。先に進めてもいいかしら?」
続けてくれ。

「私は、私達のチームはその日、デュポン駅の傍のステートマンホテルの調査をしていたの。
あの辺はスーパーミュータントの巣窟だけど私達は上手くやってミュータント達を出し抜いて
ホテルに入った。調査を終わらせてそのまま逃げる積りだったのだけど
ミュータント達に囲まれて銃撃戦になったの。」
で、アンタだけが生き残った?
「・・私達はなんとか脱出しようとしたけれど敵の数が多すぎてね、ステートマンホテルの
屋上に追い詰められたわ。有るだけのトラップを仕掛けてミュータント達を足止めしたけど
それも時間の問題。だから私が救援を求める為にホテルを脱出したのよ。」
ミュータントに囲まれてるのによく脱出できたな?
「ステルス・ボーイを使ったから。ミュータントから少しの間身を隠すのには
役に立った。でも地下鉄をでた所でミュータントに見つかった。そして、気が付いたら
アナタが目の前にいたって訳。私がどれだけ焦っているか理解してもらえたかしら?」
ふむ、これは迂闊な事を言ったら殴られそうだ。

理解できた。それでアンタはどうしたい?
「どうしたい?仲間を助けなきゃいけないのに体が思うように動かない。
頼れる人もいない。今こうしている間にも仲間がミュータントに引き裂かれてるかもしれない。
どうしたい?こっちが聞きたい位だわ!」
怒りで人が殺せそうな顔で怒られた。そりゃそうか。
じゃぁ、自分が行ってみようか?その仲間が生きてれば連れてくればいいんだろ?
「あなたが!?」
そう。報酬さえくれればね。
「私達は5人、いえ6人のチームだったけれどミュータント達の包囲を抜けられなかった。
アナタ達は二人以上には見えないけれど包囲を突破して仲間を助けられると言うの?」

んーじゃあ、こう言うのはどうだ?
ココはアンダーワールド。普通のヤツは来られないらしい。
アンタは自力じゃココに辿り着けなかったけれどコッチはこうやって無傷で立ってる。
少しは納得出来ないか?
Reillyが考え込む。会ったばかりの相手に仲間の命を預けようって訳だから仕方が無いと言えば
仕方が無い。これで二つ返事で頼まれたらコッチも何かの罠かと思っちまう。

「報酬次第って言ったわね?」
Reillyが探るように聞いてきた。
そう、報酬次第。大切な仲間みたいだし出せる報酬次第で働かせて貰う。
再びReillyが考え込む。
時間が無いんじゃねーのか。
「今は私は何も持っていない。ごらんの有様だもの。
でも、もしアナタが仲間を助けてくれるのなら有るだけの物を差し出せる。約束するわ。」
ほう、大きく出たね。
「仲間を助けて私達Reilly’s Rangerの本部に連れて来てくれればそこにある物を全て
アナタが欲しいだけ持っていってくれていいわ。誓って出し惜しみはしない。」
了解。交渉成立。しかしまぁ良くそんな大胆な決断が出来るな。
「普段ならこんな博打みたいな事はしない。でもアナタは私の話の真意を確かめようとしなかった。
私を可哀想と同情を見せる事もしなかった。報酬次第で助けるってね。
だから信用出来るかもと思ったの。どのみち私には今、出来る事が無いもの。」
Rangerのリーダーだと言ったが中々肝の据わった姐さんだ。
じゃぁ、早速行動開始だ。そのステートマンホテルとやらの場所を教えてくれ。

Reillyは一瞬信じられないと言う表情を見せた。流石に冷静ではいられなかったようだ。
慌しくホテルの周辺の情報を受け取った。落ち合う場所の打ち合わせもする。
「ステートマンホテルの5階にチームの為の弾薬が転がっている筈よ。
それを出来れば回収して行って。必要な筈だから。」
どういうことだ?弾薬を捨てて逃げたとでも?
「Theoが、私達の仲間の一人だったけど彼がチームの弾弾薬を預かっていたの。
彼が撃たれて倒れたのをハッキリと見たわ。多分生きていないと思う。
仲間はちょっとやそっとじゃミュータントに負ける筈は無いけれど
それでも弾薬が有ればこそよ。出来れば回収して欲しいの。
貴方も丸腰の人間を助けるよりは良いでしょう?」
そう言うことですか。了解。
よし。んじゃJericho!行くぞ!

・・一つ聞いていいか?なんでオマエ、パワー・アーマー着てるんだよ!?
「いや、着た方が荷物にならねぇだろ?」
いや、そう言う事じゃなくてだ。なんで装備出来るんだ?って聞いてるんだよ。
こっちは身動きも取れなかったってのに。
「オレが元Raiderだったのは知ってるよな?」
あぁ、そうだったな。それがどうかしたのか?
「色々と有ったんだよ。BoS共ともドンパチやったし
撃ち合いをすれば敵を捕まえる事も有る。それ以上は聞くなよ?」
・・その内自分も生きてるBoSを捕まえなくちゃいけないようだな。
「それより、行かなくてもいいのか?さっきの姉ちゃんが凄い顔で睨んでるみてーだが。」
慌ててChop Shopを出た。目指すはステートマンホテルだ。

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